スウェーデン緊縮経済で障がい者駐車場カット

c0166264_2302100.jpgスウェーデンのマリエ・ウィルキストルムは、愛車に積もった雪を足ではらった。彼女はサリドマイド被害者で、生まれつき腕や手がなく、すべてのことを足を動かすことでこなさなければならない。

スウェーデンの財源削減は福祉に及び、そのひとつが障がい者用パーキングが激減されたことだ。そのため、両手のないマリエも、一般のパーキングに車を入れなければならなくなった。いったいどうなるか。

ノルウェーから届いたニュース動画により、いかに大変なことかが実感できる。

マリエは、雪の中で、靴・靴下を脱ぎ素足となって、その素足でバックからお財布を取り出し、お財布を雪の上に置いて、そこから素足でお金を取り出し、駐車場入り口のATMにコインを入れるのだ。ATM前では、口びるというかあごも使っていた。

3分はかかった。見てるだけで、「冷たかろうな、寒いだろうな」と思った。

サリドマイド被害者は世界中で1950年代に生まれた人が多く、彼女もその1人だ。「20代とは違い、50代となった私は、動きがにぶくなっています。何もかも足でしなければならないのです。筋肉が痛んできています」

スウェーデンでは、マリエのような障がい者には、特別仕様の自家用車が提供され、1人で移動することができる。しかし、今回のスウェーデンの緊縮財政措置は、多くの障がい者から人間としての尊厳を奪い、移動の自由を奪うことになる、という。

ノルウェーメディアの報道は、目のつけどころが違うと、思った。

(サリドマイドは、妊娠女性に、つわり治療薬・不眠治療薬として処方された。副作用の結果、先天性障がい児誕生へとつながった)

http://www.nrk.no/nyheter/verden/1.7435057(雪の中、マリエが足で奮闘する画像つき)
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by bekokuma321 | 2010-12-22 04:46 | 北欧