女性ゼロ議会の今治市に申し入れ

c0166264_2384473.jpg11月24日、全国フェミニスト議員連盟と議会に女性をおくる会(愛媛県)の有志は、今治市を訪問した。

この市には、女性議員が誰もおらず、市の部長以上に女性は誰もいない。市の議場は真っ黒だ。この著しい男性偏重を改善してほしいと申し入れたのだ。

ことの発端は、こうだ。11月23日、松山市で、北欧ノルウェーの女性議員増に向けての闘いと、女性議員が40%近い議会の様子や、それによる政策の変化を学んだ。参加した人たちは、「女性が誰もいない女性ゼロ議会である今治市など6自治体は、まず、この事実を多くの市民に知らせるべきではないか。それを申し入れよう」と決めた。そのアピール文を、早速翌日、6自治体の一つ今治市に届けることに。

今治市長と、今治市議会議長へのアピール文は、松山市から車で1時間かけて今治市に出向いて手渡した。

c0166264_2361089.jpgまず、男女共同参画推進当局へ。対応したのは、男女共同参画室長の片上正行さん、男女共同参画推進係長の越智好美さん。室長は、合併で今治市となった元大西町職員。申し入れをした真鍋てるみさんは元大西町議。大西町時代は女性議員が複数いたためか、福祉などのいい質問が多かったと室長は言った。一方、地方自治体では質問事項によくあがるDV問題について、今治市では一度も議会質問がなかったとも。

次に、市議会へ。議会調査課課長の村上一さんが、対応した。愛媛新聞今治支社編集部の白川亜子さんが、全行程に同行した。

■写真上:右から越智好美係長、片上正行室長、中野鈴恵さん、西武節子さん、武井たか子さん、真鍋てるみさん。(今治市庁舎にて)
■写真下:左手前から、真鍋てるみさん、武井たか子さん、西武節子さん、右側中央が村上一課長。(今治市市議会にて)


下のMoreをするとアピール文に。







愛媛県内の「女性議員ゼロ議会」をなくすためのアピール   2010年11月23日


私たち「議会に女性をおくる会」は1994年から政策決定の場の男女平等を目指して活動している団体です。

民主的な社会の基本は政策決定の場の男女平等にあります。1975年国際婦人年から35年、女性の政治参画は、北欧のみならず世界各国で確実に前進しています。

政府が決めた「社会のあらゆる分野で、2020年までに指導的位置に女性が占める割合が少なくとも30%程度」という「2020年30%」に向けて、審議会等への女性登用は進むも、自治体議会での女性議員率はなかなか進展しません。この歩みの遅さは行政や政党がなんら実行性のある手立てを打ってこなかったことにも起因します。

このままでは、日本の直面する超少子・高齢社会、環境保護、経済活性化など、あらゆる課題の解決が遠のくことは必至で危惧されるところです。

愛媛県には、愛南町、松野町、伊予市、久万高原町、今治市、上島町、6つの「女性議員ゼロ議会」が存在しています。由々しき事態です。

11月23日、松山市において、もっと女性が活躍できる社会を築くために何をすべきかを学ぶ集会を開催しました。この会場で、早急に「女性議員ゼロ議会」なくそうという思いを一つにしました。私たちは「女性議員ゼロ議会」のまちに、行政はこの現状を知らせるなど率先して「女性議員ゼロ議会」を打開する政策を推進すること、政党は女性候補者の擁立に努力することを強く求めます。

尚、今回のアピールには、当会が所属する全国フェミニスト議員連盟「増やせ女性議員!なくせ女性ゼロ議会」キャンペーンチームからも賛同を得ています。

「議会に女性をおくる会」第16回総会・講演会参加者一同

提出団体 議会に女性をおくる会 事務局 中野鈴恵           
賛同団体 全国フェミニスト議員連盟 (共同代表 中村まさ子東京都江東区議会議員、矢澤江美子埼玉県八潮市議会議員)
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■写真右:女性ゼロ議会をなくす運動を続ける「議会に女性をおくる会」と「全国フェミニスト議員連盟」の5人

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by bekokuma321 | 2010-11-24 23:52 | その他