ノルウェーの保育園政策にかげり

ノルウェーは、保育園の増設・充実を優先的課題にしてきた。現在、保育園の運営費の8割を政府が負担している。そのせいで、希望者のほとんどが保育園に入れる世界有数の公的保育サービス国となった。この政策が、子育て中の女性の仕事の継続を可能にし、ひいては少子化に歯止めをかけることになった。

しかし、アフテンポステン紙によれば、その政策にかげりが見えだした。来年1月から大幅に予算が削減されることになったという。その穴埋めは地方自治体だが、自治体が補完するのは極めて困難だ。たとえば、ネルスネス海岸保育園は、昨年度比較し20%も補助金が削減され途方にくれる。

保育園関係者は、「保育園児数を少なくし、スタッフを減らすしかなくなる」と嘆く。ノルウェーの保育園は日本同様に公立と私立があり、私立は政府補助金に加え親や自治体の拠出で運営されてきた。私立への自治体からの支援金は、公立保育園の平均運営額を基礎として算定されるので、公立の予算が減ると、私立も減る。

この変節の背景に何があったのかは、同紙からは不明だ。

http://www.aftenposten.no/nyheter/iriks/article3828655.ece
http://www.naersnes.barnehage.no/
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by bekokuma321 | 2010-09-30 17:29 | ノルウェー