メイドからフランス大統領に

「メイドから大統領に」c0166264_11473910.jpg

こんな刺激的な見出しで迎えられている女性は、フランス大統領候補のエヴァ・ジョリーだ。

ノルウェーに生まれ育ったエヴァは、20歳でフランスに渡り、オペア(住込みメイドとして働きながらフランス語を身につける)となった。その後、法律家となり、数々の汚職を追及し、「世界の汚職ハンター」の異名を持つまでに登りつめた。現在EU議会議員。

「メイドから大統領候補に・・・この意味するところは、『彼女はやってのけた。なら私にもできる』と、希望を与えることですね」と、エヴァは語る。ノルウェーのメディアは、前大統領選で、初の女性候補となったロワイヤルよりも、現時点でのエヴァの人気がはるかに高いと報道に拍車がかかる。

今後、長期間にわたる熾烈な選挙戦中、何が飛び出すかわからない。最新のNRKによると、彼女の半生を描いたドキュメンタリー映画が公開され、その中で、前夫との離婚3年後に、彼が自殺をした事実が明らかにされた。

「彼が、この世にいないことは悲しいことです。彼と私の間に断ち切れない関係、子どもをめぐってでした。(映画取材で)十分に私自身を守りきれてないようですが、取材に誠実に答えようとしました。映画を見て、今、驚いています。映画全体を見ていただければ、親しみをもてると思います」(FEM-NEWS仮訳)。

フランス語発音が完璧ではない、外国人だ、内政に通じてない、66歳は大統領には年配すぎる、などなど批判も多い。

しかし、中央も地方も汚職の噂の絶えないフランスで、大物汚職つぶしのプロであるエヴァを望む声は高い。また、サルコジ大統領のロマ人の国外追放政策をただちに舌鋒鋭く非難したエヴァに、移民の多いフランス社会は好意的だ。

2年間にわたる選挙戦は、精神的にも肉体的にも並々ならぬタフさを要求する。ノルウェー人エヴァ・ジョリーのバイキング魂を見守りたい。

◆NRKhttp://www.nrk.no/nyheter/verden/1.7309421(ノルウェー語)

◆エヴァ・ジョリーの日本語記事
http://frihet.exblog.jp/14991356
http://frihet.exblog.jp/11112560
[PR]
by bekokuma321 | 2010-09-27 11:31 | ノルウェー