ワールド・カップとセックス

世界がサッカーに熱狂している。日本のテレビも同じ。ほぼすべてのチャンネルが、サッカー、サッカー、サッカー。

さて、会場となっている南アフリカは、男尊女卑の際立った国のひとつだ。南アの性暴力撤廃団体と協力関係にあるノルウェーのクライシスセンター(女性の避難所)によると、「平和時において、女性に対する暴力が最も高い国である」

スポーツにセックスはつきもの――という考えは、古今東西ごく一般的だ。そうした中、大統領までが一夫多妻の国、南アフリカで何が起こりうるか。想像に難くない。現に、南アでは、女性の人身売買、売買春、HIVエイズ、強姦、女性や少女への虐待が、実に深刻だ。もっと世界の報道は、この問題に敏感であるべきではないか。

2010年ワールド・カップにおいて、最も性的に弱者とされる若い女性たちや少女たちへの対策に必死なのは、女性支援センターMasimanyane。

世界の少女・女性をとりまく現実は悲惨である。ユニフェムやWHOによれば、30秒に1人の少女・女性が強姦され、3人に1人の女性が一生涯で一度は強姦被害にあい、6人に1人が虐待被害にあい、毎週1人が殺害されている。子どもへの性的虐待は、日に100件報告され、その97%は少女である。子どもへの性的虐待は、すなわち少女への虐待なのだ。さらに強姦後殺害される件数が世界で最も高い国が南アフリカだ。そして、南アでは性的虐待の後、毎日1500人がHIV/エイズに感染している。最も被害にあいやすいのは、若い女性たちである。

http://www.masimanyane.org.za/
http://www.krisesenter.com/
http://www.krisesenter.com/internasjonalt/pdf/ExperiencingSouthAfrica.pdf
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スポーツとセックスhttp://frihet.exblog.jp/14598285/
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by bekokuma321 | 2010-06-24 10:22 | アジア・アフリカ