『ノルウェーを変えた髭のノラ』感想文

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FEM-NEWSに届いた感想文を、少しずつ紹介していきます。1号は霜田初子さん。群馬県北軽井沢で初めてのデイサービス「デイ・クオーレ」の施設長をしていらっしゃる方です。

■最底辺の女性たちを最強にするための本

ありがとう、三井マリ子さん。『ノルウェーを変えた髭のノラ~男女平等社会はこうしてできた』読みましたよ。赤ペンで本が染まりましたよ。

とくに、ベリット・オースの言う「世界の最底辺女性8グループ」の意味は深いですね。ベリット・オースの言葉「・・・あらゆる層で女性達は最低限の生活を強いられています。これはソーシャル・インジャスティス(不正)です。不正は正さねばなりません。正すべきは政治です。女性が政治権力に入りこんで、国の政策を変えていかなければならない、と至ったのです」が、胸につきささりました。

私の赤線で一杯になった『髭のノラ』は、今後、私のバイブルになります。良い本をお書きになりましたね。この本は、「最底辺8グループの女」を最強にする本かも知れません。

何故・・何故・・おかしいと疑問でいっぱいのこういう女性たちを支援しなければならないのではないでしょうか。今、ベリット・オースさんの言葉が、マリ子さんの本によって知らされ、私の満たされない心身のコアに補給されました。

本のまえがきにありましたね。
 「男尊女卑の国から抜け出せないこの日本で
 女性解放を求めて頑張るあなたに、
 女性議員が一人もいない443自治体のどこかで暮すあなたに、
 ノラたちのユーモアあふれる闘いをおすそわけしたい。」

霜田は確かにおすそわけをいただきましたよ。ありがとうございました。平成16年6月、ある一人の子どもを預かりました。その母親から「子どもを虐待している・・」という相談を受け、こころ苑(託児所)創設へとつなげました。その関係で行政と関わりました。保育園は八つ場ダムの予算で創ると「次世代策定委員会」での質問に対しての答えでした。保育園ができるまで・・・と待って待って8年目になりました。平成19年に長野原町に保育園ができました。その時、「・・・こころ苑が早く創らせた・・・」と言われました。0歳~8歳までの10人の子どもがきています。託児所こころ苑は閉館できませんでした。

経済支援は父でしたがその父も3年前に亡くなりました。マリ子さんが書かれていますね、「私の最大の発見の一つは、そんな女性たちを励ましてきた数少ない男性達の存在でした。」と。そうですね。ほんとうに其処を書けるマリ子さんに敬意を表します。

平成16年6月、「私のところが空いてるから…」と6畳を提供してくれた知人がいて、同じ年10月に託児所こころ苑を開所しました。でも、2年後には、諸般の理由で、そこを出なければならなくなりました。その時に自宅開放をしてくれたのが数少ない男性達でした。「北軽井沢の子ども達のためにご苦労をしてくれてありがとう御座います」との言葉を添えて。その時、実は私は夫から「・・・人の子の為にお金は使いたくない。世間が笑う、初子がしなくてもいくらでもいるはずだ、町会議員や郵便局の奥さんとか・・やりつづけるならキャッシュカードを返せ」でした。収入の無かった私でしたので、父は支援してくれました。

「夫婦」でくくられる前に、『人形の家』の主人公ノラのように一人の人間でありたいと、貫いて今日まで生きてきました。でも、日本における男女共同参画は、言葉にならないくらい巧妙に育ち始めると壊されることが多いのです。そして、後に残る言葉は「女は女の足を引っ張る」「群馬県はまとまらない」となります。

この本『髭のノラ』は、こうした日本国の男女共同参画社会実現・・・などと振り回されて迷宮に誘導されている何者かに、風穴を空けると思います。

ありがとう御座います。今後、一緒に出来る事があるかもしれませんね。

霜田初子
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by bekokuma321 | 2010-06-22 11:43 | ノルウェー