子宮頸がん

子宮頸がん予防が話題になっている。子宮頸がんとはCervical Cancer。原因はヒトパピローマウイルスHPVというウィルスが引き金。性交によって感染する性感染症であるとされている。しかし定期的検診とワクチン接種で予防できる確率が高い。他のがんと比較してとても珍しい。

ところが日本では年15000人が子宮頸がんと診断され、そのうち3500人が死亡している。ちなみに人口が日本の半分のイギリスは、2800人診断で、949人死亡。割合にして日本のが2倍から3倍多い。

その理由は、検診をしない女性が、とくに若い女性に多く、発見が遅れてしまいがちだということにあるという。日本では子宮頸がん検診のインフラが整っているにも関わらず、検診受診率が20%ぐらいで、若い女性だけだと10%以下だという。医師の中には、検診を受けてもらうようなキャンペーンがまず第一だという人が多いのもうなずける。しかし若い女性が体に無頓着なのは、日本だけでないらしく、イギリスでは有名女優のジェード・グッディが、治癒の見込みのない子宮頸がん患者であることをテレビで公にしてから、検査率が21%増となったとの報道がある。彼女は2009年28歳で亡くなった。

さらに日本はワクチンの認可が2009年と先進諸国の中では遅かった。認可されても、ワクチン接種費用が5万円ほどかかり、国民健康保険がきかないため自己負担をしなければならないことがあるようだ。

根本には、自分の体を自分で守るという基本姿勢が、若い女性を中心に欠けていることや、性教育の質・量の充実がなされていないことがある。また、こうした現実の背景には、男性の無理解や根強い男女不平等意識がある。

そんな中、地方議会で女性議員たちが、子宮頸がんワクチンへの公費助成が急浮上したことをきっかけに、女性の自己決定権を含めたすぐれた議論を展開している。ワクチン一辺倒だけでいいのか、と警鐘を鳴らしてもいる。一例は、6月10日行われた山梨県議会の仁ノ平尚子議員の質疑だ。

仁ノ平尚子議員の質疑録画はこちらからhttp://www.pref.yamanashi.jp/gikaisom/H22_6_rokuga.html

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=26722
http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/ed20100401a2.html
http://www.orangeclover.org/
http://www.guardian.co.uk/media/2009/feb/17/cancer-tests-jade-goody
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by bekokuma321 | 2010-06-16 21:36 | その他