ヨーロッパ男女平等大臣会議

5月末、アゼルバイジャンの首都バクで開催された男女平等大臣EU会議において、決議、行動計画などが採択された。

キーワードは、「全政策への男女平等の導入mainstreamingと積極的是正措置positive action」だ。目新しい目標ではないが、女性の人権の保障と性差別の撤廃には、この2点が欠かせないようだ。

「真の男女平等に向けて法的平等を実質的平等に」という40条の決議、「真の男女平等に向けて法的・実質的平等の達成への挑戦を」とする計画、「男女平等をあらゆる政策に組み入れることmainstreaming& 積極的是正措置positive action」をモットーに51条の会議論点ガイドラインなどが公開された。

いまだに性によるステレオタイプ(性役割の固定化)がいかに強固であり再生産されているか、が強調され、そのガイドラインの4分の1強がメディア対策にあてられている。①あらゆる方針決定の場に女性を増やす ②ステレオタイプにとらわれない女性・男性を表現し出演させる、が指摘されている。以前から繰り返されていることだが、あくことなく指摘し続けることが、必要なのだ。

メディアの項のコラム欄に書かれた、ヨーロッパの古い慣用句が笑える。

●女性と沈黙は共存できない(スペイン)
●あなたの性は、男性が力を持っているとき、ただ依存するというだけにある(フランス)
●女性というものは長い髪の毛と短い注意力しかもたない動物だ(ドイツ)
●沈黙は女性の持つ最高の宝石だが、ほとんどそれを身につけない(イギリス)

ところで、日本のメディアのひどさは、いったいどこでどのように改善への戦略が議論されているのだろうか。

会議には前もって17カ国から、男女平等の現状についてレポートが出されている。中でもクオータ制をとりいれ、国会の36%を女性議員にしたスペインは、平等大臣の創設と、LOIEと称される2007年の「有効な男女平等Effective Equality between Women and Men」の効果を紹介している。

http://www.coe.int/t/dghl/standardsetting/equality/05conferences/ministerial-conferences/7th-Ministerial%20Conference/index_en.asp
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by bekokuma321 | 2010-06-07 02:58 | ヨーロッパ