増えた「夫は外、妻は家」派

「夫は外、妻は家」と考える女性が増えたという。全国家庭動向調査の結果だ。

報道によると、「夫は外で働き、妻は主婦業に専念」という考え方に賛成派は45.0%。1993年は53.6%、98年は52.3%、03年は41.1%と5年ごとに減っていた。ところが今回2008年、増加してしまった。

最も深刻なのは、第1子出産を機に、女性の7割が退職していることだ。日本は、子どもを持った女性が勤めを続けられない社会だといえる。報道はこの点を強調し、社会の進むべき方向を示唆すべではないか。

さらに妻がフルタイムで働いていても、夫の6人に1人は全く家事をしていない。女性たちの多くは、家事・育児・仕事をこなせたとしても、社会活動(政治も含め)や趣味・学習時間を減らしているに違いない。人間には24時間しかないのだから。

年代別では、29歳以下は47.9%(前回より12.2ポイント増)。30代は41.7%(7.6ポイント増)。40代は39.8%(6.6ポイント増)。50代は42.3%(2.5ポイント減)。60代57.2%(4.0ポイント減)。働き盛りの40代が、最も性役割分業に反対している。

これでは、女性差別撤廃条約、男女雇用機会均等法、男女共同参画社会基本法は、絵に描いた餅にすぎない。政府は、猛反省してほしい。

希望の持てない女の職場しかちらつかない現状である限り当然の結果だ。それをなんとかすべきだ。子どもを持っても働き続けられる女たちの雇用環境をつくることーーーそれに尽きる。おっと保育所の待機児童80万人の解消も待ったなし。男女共同参画局、厚生労働省幹部の声を聞きたいものだ。

http://www.ipss.go.jp/ps-katei/j/NSFJ4/NSFJ4_top.asp
http://www.asahi.com/national/update/0531/TKY201005310363.html
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100601k0000m040011000c.html
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by bekokuma321 | 2010-06-02 01:59 | その他