出生届「摘出」欄未記載でもOK

週刊金曜日4月9日号、朝日新聞5月5日記事。出生届の「嫡出」欄が未記載でも、出生届が受理されることになった。法務省が「婚外子に配慮」したという。子どもの差別撤廃に一歩前進だ。国際潮流から考えると、あまりに遅きに失したとは思うが。

朝日の杉原里美記者によると、法務省は、婚姻届を出していない「事実婚」の親が子どもの出生届を出す時、「嫡出でない子」と書かなければ不受理としていた過去の対応を改めた。よって、今後「母の戸籍に入籍する」などと書けば受理される。事実婚が増えている昨今、当然のことだと思う。

日本の戸籍法は、出生届をする際、「嫡出子または嫡出でない子の別の記載をしなければならない」と定めている。親が、差別的だと考えてこの記載を拒むと、受理されなかった。事実婚や未婚の母は出生届の「嫡出でない子」という欄にチェックを入れる。婚姻届を出している夫婦は「嫡出子」欄にチェックする。

不受理となって、子どもが戸籍に記載されないと、住民票が作られなかったり、パスポートも取得できなかったりするなど、子どもにとっての不利益が生まれる。

法務省は、3月24日、続き柄欄に記載されていない場合の取扱いに関する課長通知を地方法務局長などに送付した。この市町村に出した通知で「嫡出でない子」の欄にチェックを入れない場合でも、「その他」欄に、「母の氏を称する」「母の戸籍に入籍する」などと書けば受理することを認めたという。

朝日によると、厚生労働省の2008年人口動態統計では「嫡出でない子」は約23000人。不受理となった子どもの数は不明だ。法務省は、これまで不受理だった人も、改めて提出すれば受理する方針だ。

「なくそう戸籍と婚外子差別・交流会」は、この問題について80年代からたゆまず運動を続けている。まずは、おめでとう!!

「なくそう戸籍と婚外子差別・交流会」http://www.grn.janis.or.jp/~shogokun/

「週刊金曜日」金曜アンテナ
「法務省 婚外子の続き柄欄記載の取扱い通知 3月24日」http://www.kinyobi.co.jp/backnum/antenna/antenna_kiji.php?no=1052
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by bekokuma321 | 2010-05-06 09:00 | その他