A Bigoted Woman 頑迷な女

イギリスは、総選挙キャンペーン中だ。

4月28日、イギリス・マンチェスターで、イギリス労働党党首・ブラウン首相は、ある女性を「Bigoted woman(頑迷な女,偏見に満ちた女、偏屈女」とけなした。これが、大々的に報道されたからたまったものではない。低空飛行の労働党支持がさらに下降した。なぜこんなことが起こったか。

ブラウン首相は、外で対話をしたときの襟元のピンマイクを車に入ってから外し忘れたというのだ。30日の最終テレビ討論会では冒頭で「私はすべてのことを正しくできるわけではない」と述べ、得意の経済分野で力づよいスピーチをし、立て直しを図った。しかし・・・。

その女性は年金生活者のGillian Duffyジリアン・ダフィさん。朝の買い物の途中、遊説中のブラウン首相に出会い、労働働党政権下での東欧からの移民急増について不満をぶつけた。

ブラウン首相は、長い労働党支持の彼女に笑顔で応対し、「あなたはいい人だ。あなたは人生を通して地域に貢献した」と慰労。しかし、車に戻ったとたん、同乗していた側近に、ダフィさんを「なんという災難。頑迷な女Bigoted womanだ」と言った。

この発言をオンになったままの民放のマイクがひろい、大騒動となった。オモテとウラを使い分ける二枚舌と非難された。

大衆紙サンは「パンを買いに出ただけなのに、こんがり焼きのトーストが来た」と一面トップに大見出し。こんがり焼きのトーストBrown Toastという英語は、「ブラウン首相を意のままにする」という意味もある。

ブラウン首相は、28日ただちにダフィさんの自宅を訪ね、40分間にわたり謝罪した。投票日は5月6日。さて。

◆ガーディアン・選挙特集
http://www.guardian.co.uk/politics/general-election-2010
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by bekokuma321 | 2010-05-03 12:01 | ヨーロッパ