小さな差は本当はデカイ

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ノルウェーの主要紙アフテンポステンは、男女の賃金格差を、なかなかおもしろく報道している。

まず、タイトルが新鮮だ。「小さな差は本当はデカイ」という意味のノルウェー語Den lille forskjellen er ganske stor が大きな字体でせまる。次に目にはいるのはド迫力のイラスト。若い男女が、アイスクリームを持っている。男性のアイスクリームは、女性のよりちょっと小さい。男性は困ったなという顔を見せ、女性はニコニコ顔(図)。

しかし、記事の中身は、イラストとは全く逆。

昨年の平均賃金は男性が100に対して女性が85(現金にすると438400クローネで、女性372700)。そのせいか、男性は、将来の経済的見通しについて、女性よりはるかに明るいと、アンケート調査をもとに述べる。

結果、女性のほうが銀行の預金利子に関心があり、食べ物の値段が自分の経済に影響があると心配している・・・。

私は、この記事を読んで、わずか15の差が、実はいろいろな差を生むのだなあ、とあらためて考えた。そして、どうしても日本の賃金格差に向かう。

ノルウェーの100対85は、フルタイムだけでなくパートも含めた数字だ。日本は、フルタイムだけで男性100に対して女性66だ。パートを含めると100対50前後となる。

日本なら見出しは、どうするか。「大きな差は本当にどうしようもなく超デカイ」? イラストはどう描く?

■イラストだけでも見ごたえがある男女賃金格差の記事http://www.aftenposten.no/pengenedine/article3564270.ece
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by bekokuma321 | 2010-03-15 22:52 | ノルウェー