母親の親権独占は“誘拐事件”だ

c0166264_17103526.jpg母親の親権独占は“誘拐事件”だ

日米に文化の違いがあることはわかっているが、アメリカに住む親が子どもに会えない事態は深刻だ。これは誘拐だ――来日中のキャンベル米国務次官補は2月2日、こんなきつい言葉を使って、日本政府に改善を迫った。

これに先立つ1月30日、米国など8カ国の大使・駐日代表も岡田外務大臣に対して、“日本人の母親による子の奪取”に強い懸念を表明し、日本のハーグ条約加盟を要望する共同声明を発表した。

■母親にだけ親権を認めがちな日本の裁判所
 日本の女性と米国の男性が結婚して、米国で出産し、一緒に住んだ後に破局を迎えるケースはよく起きる。すると、日本人の母親は子どもを日本に連れ去り、以後、米国人の父親はわが子に会うことができない。これでは困る、とキャンベル米国務次官補が米国民を代表して改善策を求めたのである。
 
 ハーグ条約とは、「国際的な子の奪取の民事面に関するハーグ条約」のことで、未批准国はG7では日本だけだ。条約では、国際離婚時に子供を連れ出したり面会を拒否したりするのは子供の奪取にあたる、とされる。だが、日本社会には批准を飲めない事情がある。
 
 「ぼく稼ぐ人、わたし家事する人」といった性別役割分業の因習が根強い。男女が、平等に仕事に従事し、平等に家事育児に関わるための政策が整っていない。それが日本の裁判所の判断にも影響を及ぼす。離婚後の子どもの親権を母親だけに認める決定を出す傾向にあり、これが離婚摩擦の火種になっているのだ。DV男対策の甘さによる弊害も、この傾向に拍車をかける。
 
 しかし、子どもが父親に会えないのは、子どもの幸福を求める権利に背くことになる。日本も批准した「子どもの権利条約」違反でもある。子どもの立場を尊重した解決策はないものか。この分野で世界先進国の一つであるノルウェー社会を見てみよう。

(つづきは JANJAN http://janjan.voicejapan.org/archives/2551987.html )

参考
●Kネットhttp://kyodosinken.com/
●DV被害者支援グループ「エープラス」
http://1oya.org/index.htm
●外務省http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/h/201.html
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by bekokuma321 | 2010-02-06 16:59 | ノルウェー