2010年 01月 19日
子ども向けグロ・H・ブルントラントの本
ブルントラントは、ノルウェー初の女性の首相。1986年、2期目の首相に就任した際、閣僚の40%を女性にした。その後ノルウェーは、政権が変わっても、常に女性閣僚が40%以上を占めるようになった。男女平等の国ノルウェーをつくりあげるために、最も影響力のあった女性の一人だ。ノルウェー首相を退任後は、国連WHO初の女性の事務局長に就任し、WHOの上級幹部に女性を大ぜい登用した。
この本は、いわゆる一般向けの伝記ではなく、子ども向けに書かれた本である点が特徴。
1月18日、Anniken Huitfeldt 大臣は、ノルウェー放送NRKの記事で、本の出版についてこう語る。
「グロの両親は、ナチスドイツにノルウェーが占領されていた時代、レジスタンスの闘士でした。ですから、彼女や兄弟はストックホルムの保育園にいつも入れられていました。さびしく思うこともありました。現在の子どもたちにも受け入れてもらえるお話です」
就学前の子どもの9割近くが保育園に通っている国、大臣と普通の市民との距離が近い国ならでは、のニュースだ。
全文はこちら(ノルウェー語)http://www.nrk.no/nyheter/kultur/1.6951232