日本の真ん中・愛知から女性議員を増やそう!

11月21日、名古屋市で、「世界一住みやすい国ノルウェーに学ぼう!」が開かれた。ノルウェーの住みやすさの秘密について、報告があった。

熱心な質疑討論のあと、最後に主催のクオータ制の実現をめざす会からアピール。愛知県には、女性議員が一人もいない議会が4つもあることをあげ、女性ゼロ議会をなくすとともに、女性議員を増やして住みやすい地域にしようという宣言文を採択した。愛知県の女性ゼロ議会は、田原市、阿久比町、飛島村、豊根村。

c0166264_0514893.jpg


アピール「日本の真ん中・愛知から女性議員を増やそう」

日本で初めて、女性が参政権を行使したのは1946年でした。その年、男女平等をうたった憲法も発布されました。それから60年以上の年月が経ち、女性の暮らしは、私たちの曾祖母、祖母、母親の時代に比べると、改善されてきました。しかし、物事の最終決定の場である「政治の場」の男女平等は改善されていません。

(上記続き全文と、アピール文を届けたアクションについては、Moreをクリック)





(Moreの下)

2009年の調査によると、国会における女性議員の割合11%は、世界187か国中、現在123位です。アゼルバイジャンとボツワナなどの間に位置しています。地方議会は更に女性議員が少なく、女性議員比率は10.5%です。いまだに議会の9割近くが男性議員です。日本の市区町村議会1804議会中443議会に、女性が誰もいません。町村議会998のうち、女性議員ゼロの議会は382もあり、町村議会の約4割には女性議員が一人もいないのです。

ここ愛知県の市町村議会における女性議員率は、13.08%です。1368議席中女性は179議席です。愛知県議会は104議席中女性は6議席で、5.8%にすぎません。平成の大合併で市町村の数が減った結果、女性ゼロ議会も減ることになりましたが、それでもまだ、田原市、阿久比町、飛島村、豊根村の4市町村には女性議員が一人もいません。

政治は暮らしそのもの。市町村がかかえる深刻な問題のひとつは、少子高齢化問題です。要介護のお年寄りが多い、後継者がいない、最寄の商店街がシャッター通りになってしまった、などなど…こうした解決策を決める場である議会に、その最も重要な当事者である女性がいないのです。絶望的な現実ですが、私たちに絶望している時間などありません。

国連の女性差別撤廃委員会も、意思決定過程における女性の割合を改善するよう求めています。2003年の委員会で「日本は女性議員が増えないのになぜクオータ制を採用しないのか」と言及され、政府は「2020年までにあらゆる意思決定の場に女性を3割にする」と答弁しました。2009年の文書には、「政治的公的分野の女性の参画について、達成しようとする数字と年月を明示した暫定措置をとること」とあります。新政権は、この国連の勧告を尊重すべきです。

ノルウェーは、札幌より北にある厳寒の地です。60年代まで、10人中9人が専業主婦の国でした。しかし女性が議会に進出し、あらゆる決定に女性の視点を入れ込み、暮らしやすい社会に変えてきました。世界一住みやすい国は、人々の知恵と工夫によって作り上げられたのです。

今日、ここに集った私たちは、この機に、女性議員の少なさをあらためて認識し、私たちが暮らし、働いているこの地から、平等と福祉の推進に関心を持つ女性議員を増やそう、と決意し、努力することを誓います。
                   
2009年11月21日 
   「世界一住みやすい国ノルウェーに学ぼう!」参加者一同(吉川富士子)
                 事務局 クオータ制の実現をめざす会(代表 神永れい子)


■■■女性ゼロ議会の地を訪問■■
翌日の11月22日、4つの議会の関係者にアピール文を渡しながら実情を聞こうと計画した。しかし、4つは地理的に離れていて、1日では2つ回るのがやっと。

東海市の坂喜代子さんが車を出してくれた。坂さんの運転で、阿久比町と、飛島村を回り、会えた政治家(またはその妻)に、アピール文を手渡した。同行者は、神永礼子さん(クオータ制の実現をめざす会)、さとうしゅういちさん(労働運動家、全国フェミニスト議員連盟)。飛島村の服部康夫議長宅に伺ったときは、冷たい雨が降りしきる中、立ったままの陳情だった。実情をうかがえたのは、飛島村の橋本議員(共産)だけだった。

坂喜代子さんは、銀行の非正規職員。働く女性のために骨身を惜しまず闘ってきた。長年の目標である同一価値労働同一賃金を立法化させるため、前回の衆議院選に立候補したがんばり屋さん。詳しくは坂喜代子ホームページを。
[PR]
by bekokuma321 | 2009-11-23 00:59 | その他