ノルウェー左右両派の党首、男女賃金格差を討論

c0166264_17433998.jpgノルウェーの国政選挙は、日本と違い、党首討論が頻繁に行われる。場所は、TVスタジオ、学校、職場、公民館などなど・・・。

今回の選挙の争点は、男女賃金格差(リーケルン)だ。男女平等の根幹が、国政選挙の争点となったのは、男女平等世界一の国ノルウェーならではだ。さて政党はどうメスを入れるのか、ノルウェーの報道から紹介する。

8月31日の党首討論会は、ロービセンベルグ看護大学で行われた。主催者である、看護協会は、選挙の争点「男女賃金格差解消」を議論する場に、19世紀創設以来、看護師となる女性(男性は少数)を毎年、卒業させてきた大学を選んだ。

左派社会党党首クリスティン・ハルボルセン、進歩党党首のシーブ・ヤンセンという右左を代表的政党のリーダーが招かれた。二人の女性は、最も人気のある政党党首である(写真)。

ロービセンベルグ看護大学の講堂は、未来の看護師で超満員だった。もちろん、メディアも押し寄せた。

クリスティン・ハルボルセンは、シーブ・ヤンセンに最初の一撃を食らわした。
「進歩党は、男女賃金格差解消が選挙の争点になってはじめて、男女賃金格差解消に賛成と言い出した。公約には書かれていない。しかも、男女平等オンブッドを廃止しようとまで言ってきたではないか」

これに対して、シーブ・ヤンセンは、「男女格差賃金の最たる職場とされる看護職は公務員だ。財務大臣であるあなたは、就任中に賃金格差を解消できる立場にいた。それなのに、しなかった」と対抗。

その後、医療の民間資本化について討論が移った。左派社会党は、看護や介護は公的サービスで行うべきとし、進歩党はもっと民間参入をと、決定的違いがある。

■ノルウェーの国政選挙の詳細はインターネット新聞(日本語)
http://www.news.janjan.jp/world/0908/0908178849/1.php

■ノルウェー看護協会(英語)
https://www.sykepleierforbundet.no/inter
■ノルウェー政党の「男女賃金格差解消」への回答(ノルウェー語)
https://www.sykepleierforbundet.no/ikbViewer/Content/266885/NSF-99608-v1-Valg_2009_svar_på_spørsmål_fra_partiene_oppsummering.DOC
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by bekokuma321 | 2009-09-05 17:52 | ノルウェー