世界初。経済界まで40%のクオータ制

本誌(週刊金曜日)3月6日号発にて、「『取締役クオータ制』で女性重 役急増のノルウェー経済界」を読みました。

ノルウェーは、すでに議会における男女平等度は世界のトップクラスであることを、女性と政治に関心のある私は知っていました。ただ、さすがにノルウェーでも、経済界だけは旧態前とした男性社会であったようですが、ついにその経済界も会社法の改正案が可決され、「国営会社は2004年より、株式上場会社は2008年より、取締役会に両性が少なくとも40%いなければならない」となり、昨年より、女性取締役40%以上が実現したそうです。

三井マリ子さんの現地取材により、「取締役クオータ制」実現までのいきさつが、すばらしい筆力により書かれています。読んでわかったことは、この法律実現への最大の功労者が当時貿易・産業大臣だった保守党の男性政治家だったことです。保守党とは日本でいうと自民党ですから、今、西松建設から850万円ものパーティ券やら政治献金やらを受けたと報じられている某経済産業省にあたる人なのです。政官財癒着の火消しに追われるばかりの日本の国会を見るにつけ、ノルウェーに比べるどころか、お話にもならないと怒り心頭に発しています。

三井さんが書いているように、日本経団連は、男性だらけのおかしさに、全く無関心、無頓着。これが経済大国とは情けない限りです。

このルポを読み、日本では、男女平等へのその第1歩さえ、議会はもちろん、行政、経済界、司法界、女性の間でさえ本気で踏み出しているとはいえないと感じました。

勝又 みずえ(農業)

【『週刊金曜日』2009年3月27日より、筆者・勝又みずえさんの承諾を得て転載】

関係記事
■ノルウェー「取締役クオータ制」とILO
http://frihet.exblog.jp/11066243/
■「現地ルポ 『ノルウェー民間企業の取締役は4割が女性!!』の背景を見る」
http://janjan.voicejapan.org/world/0812/0812173697/1.php
■ノルウェーで女性重役旋風
http://frihet.exblog.jp/9805498/
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by bekokuma321 | 2009-05-20 15:08 | ノルウェー