国連人権理事会と女子差別撤廃条約

5月12日、国連人権理事会の新メンバーにアメリカ、ノルウェーなどが当選した。アメリカはオバマ大統領になって国連政策の転換をはかり立候補した。国連人権理事会は、国連の47カ国で構成されている。ノルウェーは179票と最高票を獲得した。

人権理事会は、女子差別撤廃条約も審議する。2008年、5 月14 日、国連人権理事会のUPR(Universal Periodic Review普遍的定期審査)で、日本の人権状況に関する審査報告書が採択された。この中で、日本政府は、「女子差別撤廃条約の選択議定書を批准すること」「女性を差別している法律条項をすべて撤廃すること。特に、女性の最低結婚年齢を男性と同じ18 歳に引き上げることなど、女性に対する差別関連の対策の継続を推進すること」などを勧告されている。

女子差別撤廃委員会の選択議定書については、1999年国連で採択された後、日本の女性団体や日弁連などは、積極的に啓発活動をしてきた。しかし、まだ政治課題になっていない。やっと先月、自民党内で審議する場があった。ところが、報道から察するに、西川京子議員、稲田朋美議員などの反対派の大きな声だけが目だっている。選択議定書採択に向かっての建設的話し合いは、まだまだ遠いようだ。

一方、このたび、国連人権理事会新メンバーとなったノルウェー外務大臣は、次のように語っている。(5月14日Norway Post。筆者要訳)

「人権理事会理事に当選できてうれしい。選ばれたからには、情熱をこめて働き始める。3年の任期中に、積極的に理事会に参加し人権の促進のために、わが国に与えられた義務を果たし、組織的に働くつもりである」

「企業の社会的責任の重要性を強調したい。表現の自由、報道の自由、女性と子どもの権利に力点を置く。協力することを拒んでいる弾圧政権による人権迫害が注視され、改善されるように、理事会におけるノルウェーの存在を活用する」

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jinken_r/pdfs/upr_sk0805j.pdf
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/statement/080613_2.html
http://www2.ohchr.org/english/bodies/hrcouncil/elections.htm
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/statement/2000_12.html
http://www.nichibenren.or.jp/ja/kokusai/humanrights_library/un/woman_jfba_rep1998.html
http://www.kangou.gr.jp/zyosisabetutteppaierawasa-1.html
http://www.peace-forum.com/jinken/joseigiteisyo-shomei.pdf
http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/pdf/200712/0712_9094.pdf
http://www.norwaypost.no/content/view/22009/1/
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by bekokuma321 | 2009-05-14 18:02 | その他