取締役クオータ制:北欧の最新ニュース

c0166264_1751251.jpg ノルウェーのマリット・ホーエル所長(写真)は、2009年3月、北欧4カ国の企業における女性の進出の調査結果を発表した。ホーエル所長は、「企業多様性センターCenter for Corporate Diversity」 を2003年創設し、経済界における女性の進出を求めて、調査分析やロビー活動に携わっている。

今回の調査によって、2004年に初めて発表した「北欧の大企業500社」後、4年たってどのように変化したかが明らかになった。

発表によると、デンマークの歩みは遅々としているものの、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドすべて、一方の性に偏らない取締役を持つ会社が増えている。また女性取締役の割合も増えている。ノルウェーは、会社の取締役の構成員の40%を女性にするというクオータ制を法律で強制した世界初の国だ。その効果は現れているものの、CEO(最高経営責任者)への女性の増加は目立っていない。次なるターゲットは最高経営責任者への女性登用のようだ。

マリット・ホーエル所長は、昨年、筆者の取材に次のように語った。
「ノルウェーでは、取締役の少なくとも40%を女性にするというクオータ制が法制化されました。2007年12月まで、株式上場企業ASAは待ったなしに改善をせまられたのです。40%にしないと会社が閉鎖されるのです。しかし、そのため株式上場だった会社が、それ以外に登録を変えたところが増えたというニュースがあります。しかし、あたっていませんね。毎年そういう変化はありましたし、むしろ株式上場会社に変わる会社の数が、今年も多かったのです。とにかく、取締役クオータ制は、株式上場会社が対象です。この数はほんのわずかです。ノルウェー多い中小零細企業には適用されません」

上記の最新データはCCDホームページから
http://www.corporatediversity.no/

参考:
「現地ルポ 『ノルウェー民間企業の取締役は4割が女性!!』の背景を見る」
http://janjan.voicejapan.org/world/0812/0812173697/1.php

「『取締役クオータ制』で女性重役急増のノルウェー経済」(2009年3月6日号『週刊金曜日』) 
web上では読めないので、書店か図書館で
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by bekokuma321 | 2009-05-09 18:15 | 北欧