マリリン・フレンチとBBC「ウーマンズ・アワー」

2004年、BBCラジオ「女性の時間」(ウーマンズ・アワー)のリスナーアンケートで、女性が女性自身を見る目を変えることになった5冊に、『女たちの部屋』が選ばれているという。この本は、5月2日亡くなったマリリン・フレンチが書いた初の小説だ。

「ウーマンズ・アワー」には、マリリン・フレンチのラディカル・フェミニズムの本を、自分の人生を変えた5冊に選ぶような視聴者が多いのだな、と思った。そのような番組を長年維持してきたBBCにも敬意を表したい。

この「ウーマンズ・アワー」で、思い出したことがある。「ウーマンズ・アワー」は、フェミニズムのパウダーをふりかけた番組の多い、女性による女性のための女性のラジオ放送だ。1990年代半ば、私は、イギリスの法律まで変える要因をつくった1人のイギリス女性を取材したことがある。彼女は、私に、「ウーマンズ・アワーというラジオを聞くともなしに聞いていたら、EU法廷について話していたんです」と、言った。彼女は、職場で受けた性差別に屈辱を受け提訴したが、イギリスでは敗訴だった。彼女は、自国の法廷で解決できなかったら、EUの法廷に訴えることができるなどとはまったく知らなかったが、このラジオで、目の前が開かれたというのだった。

http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/8034946.stm
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by bekokuma321 | 2009-05-06 09:37 | ヨーロッパ