パキスタン、少女への学校教育禁止令

スワット谷は、パキスタンのペシャワール北東150キロ地点に位置する人口180万人の地域だ。タリバンの影響が濃いとされている。

報道によると、タリバンは、2009年1月15日までに、スワット谷にあるすべての学校に女生徒を通学禁止にするよう命令を下したとされている。もし命令が真実で、それが実行されるならば、約4万人の少女たちが学校から追い出されることになるという。

一方、タリバンのスポークスマンは、「我々は少女への教育に反対してはいない。我々が言っているのは、そこの学校は少女に西洋式教育をしており、イスラムの教えに合っていないということだ」と語っている。詭弁だ。

昨年末は、ラホールから、「日に1回でいいから満足に食事をしたい。他の望みは二の次だ」という煉瓦職人の声が流れていた。彼の妻も同様の仕事をし、子ども3人は学校に通わせる余裕がなく働かせている実態が報道されていた。こうした目を覆いたくなる絶対的貧困にあるパキスタンについて、日本人の私が軽々にコメントすることは難しい。

しかし、である。こうした貧困を脱する最も強力な力は何か。将来母親となる可能性を秘めた少女たちが読み書きをおぼえ自分で考え判断する力をつける学校教育にこそ、その力の源泉があるのではないか。それを奪い去ろうとするタリバンの司令は、計り知れない悪影響を与えると考える。

出典 http://www.irinnews.org/Report.aspx?ReportId=82161
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by bekokuma321 | 2009-01-03 17:02 | アジア・アフリカ