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男女平等が達成したかに見えるノルウェー国会でも、女性の国会議員はセクシュアル・ハラスメントに直面している。
女性国会議員で若い2人は、左派政党、右派政党と所属は違うが、女性が公の場で発言をすると、ひどいセクシュアルハラスメントを返されるという。 女性の公人に対するセクシュアルハラスメントは、「民主主義の問題だ」というコメンテ―ターはいう。なぜなら、女性が発言すると、それへのひどいセクシュアルハラスメントが返されることを心配して、男性の発言者が多くなるから、という。 NRKニュースは、「こういう場であなたの娘を働かせたいですか」と報道する。 マスコミがセクハラを深刻な事件としてとらえ、社会に継続的に警鐘を鳴らす報道姿勢は、ノルウェーらしい。 ■Tør du velge inn datteren din her? http://www.nrk.no/nyheter/norge/1.7951553 アフテンポステン紙は、現内閣を支える政策アドバイザーには、私企業で働いた経験のある人が少ないと批判する。
「肉屋、大工、開業医、教員、農業……これは、大臣の任命する政務アドバイザーが、かつて経験した職業である。しかし、前内閣よりも、一般的な職業、とくに私企業で働いた経験のある人は少なく、政党内、組合、社会研究機関などの経験者が多い。」 お肉屋さん、大工さんをしてた人が、政界のトップに近いポストで仕事をしている! 「すごい」と、のけぞってしまうのだが・・・。しかし、アフテンポステン紙の記事は批判的に続く。 「大臣の多くは、政治家としての職務の長い人が多く、社会の一般的職務経験が少ないため、その分野にうとい。だから、政務アドバイザーには多様な職業の経験者が望ましい。」 右派の進歩党党首シーヴ・ヤンセンは「プロの政治家が多い傾向は、病気です」と辛辣に批判した。一方、現政権の支持団体である連合LOの代表Roar Flåthenは、「現内閣の政策アドバイザーの構成は批判には値しません。でも多様性は大切です。多様な職業経験を持つ人を登用することは重要です」と、歯切れがよくない。 ノルウェーの政党は、国会・地方議会議員選挙の際、候補者リストがいかに多様性に満ちたものかになるかに心を配る。まず一方の性に偏りがないか、だ。そして、職業に偏りがないか、年齢に幅があるか、選挙区のさまざまな地区から選ばれているか……。 ノルウェー世論は、議員ばかりではなく、政務アドバイザーも、多様性を望んでいるらしい。多様性、ノルウェー語でmangfold--が、キーワードだ。いいことだと思う。 ちなみに、現内閣は労働党、中央党、左派社会党の3党による中道左派連立内閣。大臣の半分は女性だ。 ■Få rådgivere har hatt en normal jobb http://www.aftenposten.no/nyheter/iriks/Fa-radgivere-har-hatt-en-normal-jobb-6750229.html# ■Flere yrkespolitikere er et sykdomstegn http://www.aftenposten.no/nyheter/iriks/-Flere-yrkespolitikere-er-et-sykdomstegn--6750268.html 日本の国連広報センターを見たら2011年の事務総長のメッセージが和訳されていた。
メッセージは女性について、だった。昨年のだから古いが、内容は今も共感できる。以下「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー(1月27日)」の事務総長メッセ―ジから。 ●今年は特に、ホロコーストで被害を受けた女性たちに敬意を表します。母や娘、祖母、姉妹、叔母など、さまざまな立場の女性がその生活を決定的に変えられ、家族の離散と伝統の破壊に苦しみました。しかし、恐ろしい差別、剥奪、そして残虐の行為にもかかわらず、女性たちは迫害者に抵抗する術を常に見出してきたのです。 女性たちはレジスタンスに加わり、危険にさらされた人々を救い、ゲットーにこっそりと食料を持ち込み、苦痛を伴う犠牲を払ってでも子どもたちの命をつなぎ止めました。その勇気は今でも人々に感銘を与えています。今年の「ホロコーストの犠牲者を想起する国際デー」にあたり、これら女性とその遺産を称えようではありませんか。そして、このような残虐行為が二度と起きることのない世界の創造を約束しようではありませんか。 このような未来がまだ遠いことを、私たちは認識しています。世界のあらゆる場所で、女性と女児は暴力、虐待、そして差別に苦しみ続けているからです。国連は、女性の基本的人権の促進と保護に全力で努めています。女性の地位が向上することによって、社会全体が向上していくのです。 ■2011年1月27日のメッセージhttp://unic.or.jp/unic/press_release/2001 ■2012年1月27日のメッセージは子どもが焦点 http://unic.or.jp/unic/press_release/2553/ 今日1月27日は国際ホロコースト・デー。国連をはじめ、あちこちで追悼するイベントが行われている。
私は、2004年6月、女性強制収容所と言われるラーフェンスブリュック収容所に訪ねた日を思い出している。ラーフェンスブリュック収容所には、ベルリンから電車に乗って、Fürstenbergという駅でおりる。そこから道に迷いながら歩いた。 ![]() そこは、SSによって、女性解放運動家、社会主義者、共産主義者、同性愛者が欧州全土から連れてこられ、強制労働の末に虐殺された場所である。その数13万人以上。 博物館は、国ごとのコーナーに分けられ、遺品や関係書類が陳列されていた。ナチスは、証拠を残さないようにすべてを焼き尽くして逃げ去ったと言われている。それなのに、どうやってこうした証拠を見つけ出したのだろう。すごい力を感じた。 二度と、あの地獄を繰り返してならぬという強い意志。それこそが、この博物館を造らせたのだろう。 ![]() ■http://www.ravensbruck.nl/ ■http://www.ushmm.org/museum/exhibit/focus/ihrd/comment_post.php ■Stoltenberg: - Vår dype beklagelse over at dette kunne skje på norsk jordhttp://www.aftenposten.no/nyheter/iriks/Stoltenberg---Var-dype-beklagelse-over-at-dette-kunne-skje-pa-norsk-jord-6750634.html ■日本によるアジア女性たちへの暴行殺戮を思うためにはWAM http://www.wam-peace.org/ ■http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-16761558 ■Speech on the International Holocaust Rememberance Day by Stoltenberg http://www.regjeringen.no/en/dep/smk/Whats-new/Speeches-and-articles/statsministeren/statsminister_jens_stoltenberg/2012/speech-on-international-holocaust-rememb.html?id=670621
今朝のノルウェー国営放送NRKは、自殺予防に成果をあげているニュースを報道する。
警察官による「自殺予防探検隊」を新しく組織し、自殺寸前の人たちを多く救うことができた町がある。 ブスケル市の2人の女性警察官は語る。 自殺者の多くは、経済的なゆきづまりの末、家族や友人を捨てて自らの命を断つ。自殺者の多くは男性だ。家族はそういう事態になっていることをほとんど知らないという。 男性は、自分の身に起きている心配を、身近にいる人に愚痴をこぼす傾向が、女性より少ない。それが絶望へと一気に進む。また、経済力がなくなった男性は、女性以上に家庭での居場所がないことも要因のひとつだ。 行方不明者の捜索、さらにはそういう男性たちの生の声を聞き出すのも重要な仕事だという。 気軽に自分の経済力以上のローンを組めるカード社会。借金地獄と隣り合わせでもある。それが家庭崩壊・家出・自殺につながる。世界で最も豊かな国のひとつノルウェーでも、同じだ。 さて、日本は自殺大国だ。学ぶべきは、ノルウェーでは、自殺問題の把握と対策に、ジェンダーの視点がはいっていることだ。国の政策がジェンダーに敏感になっていることや、警察官に女性が非常に多く雇用されていて、女性の視点が生かされていることがある。 ■Har redda fleire gjeldsoffer frå sjølvmord http://www.nrk.no/nyheter/distrikt/ostafjells/buskerud/1.7968137
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